MakeX2019 東京大会 「エンジニアリングノートブック」 ガイドライン

エンジニアリングノートの位置づけ

エンジニアリングノートは、参加チームがファイル・ノートなどの形式で、大会参加までの全体の学習過程を記録するのものです。ロボットの試作品設計から構築、練習をする過程での機構の修正やプログラムの修正事項など、すべての改良点について記録する必要があります。 優れたエンジニアリングノートを提出したチームは、Engineering Notebook Award(エンジニアリングノートアワード)が授与されます。  

エンジニアリングノートアワード評価基準:

  • エンジニアリグノートが大事な分野において、詳細に書かれており、良く整理され、秀でている
  • エンジニアリグノートがクリエイティブなコンテンツや設計デザインで作られている
  • 尚、エンジニアリングノートは、大会のランキングへのポイントに影響は与えません。

提出方法:

エンジニアリングノートは、大会当日ロボットの検査時にスタッフに紙コピーを1部、提出する必要があります。(原本は各自で保管してください)

ノートの様式:

大学ノートやA4ファイル等を各自で用意して作成下さい。

カバーの基本要件:

エンジニアリングノートのカバー外側に、チーム名、チーム番号、競技プログラムを記載しなくてはいけません。

記載内容の基本要件:

  1. 目次

    目次を作成することは、審査員がレビューをしたり、対応セクションを素早く見つけるのに役立ちます。

  2. 過程の記録

    ロボットの試作品設計から構築、最終修正まですべての改善点を記録しなくてはいけません。原案、設計図、計算過程、回線図等の画像を取っておき、エンジニアリングノートに入れてください。

    • ロボット構築のスケジュール
    • デザインのインスピレーション/スケッチ
    • 技術的な事項や学んだこと
    • 段階的な製造(明瞭な写真でプリントアウトしてノートに貼り付ける等)
    • 問題点や解決策
    以下のような問題例を参考にすると記載がしやすくなります
    • どんな技術的な失敗に出くわしましたか?なぜ失敗しましたか?最終的にどのように解決しましたか?
    • ロボット構築において何に苦労しましたか?どんな改善を行いましたか?
    • プロジェクトは計画通りに進みましたか?どんなアクシデントや遅延が起こりましたか?どのように修正しましたか?
    • チームメンバー内で論争になったことはありましたか?どのように解決しましたか?
  3. ロボット(改造したmBot)の最終形状の概要
    1. ロボットの構造や機能(写真と文章を入れる)
    2. ロボットの改造で工夫したところ
    3. スコアリングに工夫したところ
  4. チーム紹介
    1. 各チームメンバーの略歴やチームでの役割
    2. カルチャー表現(ロゴ、チームフラッグ、スローガン、ポスター、Tシャツなど)
    3. これまでの実績(例えば、MakeX2018の成績やほかのロボコンに出場した経験など)
  5. その他共有したいこと(任意)
    1. 競技へ向けた練習の過程での成長・学び(技術的なこと
    2. 競技へ向けた練習の過程での成長・学び(精神的なこと)
    3. 競技への意気込み
  6. エンジニアリングノートの見本資料

    昨年の世界大会出場チームのエンジニアリングノートの例です。東京大会では英語で記載する必要はありませんが、東京大会を勝ち抜き、世界大会に進出するチームは、英語での記載をする必要があります。 Engineering-Notebook-Example-X36002-ACE-MACHINA-Blue-Planet