エンジニアリングノートの位置づけ
エンジニアリングノートは、参加チームがファイル・ノートなどの形式で、大会参加までの全体の学習過程を記録するのものです。ロボットの試作品設計から構築、練習をする過程での機構の修正やプログラムの修正事項など、すべての改良点について記録する必要があります。 優れたエンジニアリングノートを提出したチームは、Engineering Notebook Award(エンジニアリングノートアワード)が授与されます。エンジニアリングノートアワード評価基準:
- エンジニアリグノートが大事な分野において、詳細に書かれており、良く整理され、秀でている
- エンジニアリグノートがクリエイティブなコンテンツや設計デザインで作られている 尚、エンジニアリングノートは、大会のランキングへのポイントに影響は与えません。
提出方法:
エンジニアリングノートは、大会当日ロボットの検査時にスタッフに紙コピーを1部、提出する必要があります。(原本は各自で保管してください)
ノートの様式:
大学ノートやA4ファイル等を各自で用意して作成下さい。
カバーの基本要件:
エンジニアリングノートのカバー外側に、チーム名、チーム番号、競技プログラムを記載しなくてはいけません。
記載内容の基本要件:
- 目次
目次を作成することは、審査員がレビューをしたり、対応セクションを素早く見つけるのに役立ちます。
- 過程の記録
ロボットの試作品設計から構築、最終修正まですべての改善点を記録しなくてはいけません。原案、設計図、計算過程、回線図等の画像を取っておき、エンジニアリングノートに入れてください。
- ロボット構築のスケジュール
- デザインのインスピレーション/スケッチ
- 技術的な事項や学んだこと
- 段階的な製造(明瞭な写真でプリントアウトしてノートに貼り付ける等)
- 問題点や解決策
- どんな技術的な失敗に出くわしましたか?なぜ失敗しましたか?最終的にどのように解決しましたか?
- ロボット構築において何に苦労しましたか?どんな改善を行いましたか?
- プロジェクトは計画通りに進みましたか?どんなアクシデントや遅延が起こりましたか?どのように修正しましたか?
- チームメンバー内で論争になったことはありましたか?どのように解決しましたか?
- ロボット(改造したmBot)の最終形状の概要
- ロボットの構造や機能(写真と文章を入れる)
- ロボットの改造で工夫したところ
- スコアリングに工夫したところ
- チーム紹介
- 各チームメンバーの略歴やチームでの役割
- カルチャー表現(ロゴ、チームフラッグ、スローガン、ポスター、Tシャツなど)
- これまでの実績(例えば、MakeX2018の成績やほかのロボコンに出場した経験など)
- その他共有したいこと(任意)
- 競技へ向けた練習の過程での成長・学び(技術的なこと
- 競技へ向けた練習の過程での成長・学び(精神的なこと)
- 競技への意気込み