MakeX2019競技内容


 

MakeX2019の東京大会のテーマは [City Guardian]

MakeXは世界の30以上の国と地域でロボティクス競技大会・競技会を開催し、世界中で10代の若者にSTEAM教育を広めています。
2019 MakeX Robotics Competitionはプログラミング技術のレベルに合わせた4つの部門が設置され、東京大会では、エントリー競技者向けの「スターター部門」が開かれます。
スターター部門のテーマは、「City Guardian(シティガーディアン)」。環境汚染、食品の安全性、リサイクル、ウイルス感染など、私たちが日々直面する現実の問題をSTEAMの概念を適用することによって解決するのがミッションです。
国内予選を通過したチームは2019年のMakeXワールドチャンピオンシップに参加し、2019年のMakeXワールドチャンピオンを競うことができます。

■ミッションクリアに必要なプログラミング要素

ミッションをクリアする際に必要なプログラミング要素は主に以下の通りです。

    • 超音波センサーによる距離測定
    • サーボモータを使った機構制御による障害物の移動
    • LEDの制御
    • サーボモータを使った機構制御
    • カラーセンサーによる、赤・青・緑の識別
    • RGBラインフォロワーセンサーによる、ライン走行
    • Bluetoothコントローラによる操作

■ミッションへの取り組み方法

 大会では、2チームで一つのアライアンスを組み、同じ競技アリーナでシングルマッチを行います。

 

■大会でのアライアンスの組み合わせ方法

大会当日は、予選ラウンド→決勝ラウンドという流れになり、ラウンドによってアライアンス決定方法が変わります。

①予選ラウンド(Qualification Round):アライアンスの組み合わせは、大会運営側で、事前にランダムに決定し、それぞれ違う組み合わせのアライアンスで4回シングルマッチを行います。
※従って、友達同士のチームでアライアンスを組むわけではなく、大会当日始めて会った参加者とアライアンスを組むことになります。

②アライアンスセレクションタイム:予選ラウンドのランキング上位者の中から決勝ラウンド進出チームが決まり、ランキング上位から順番にチームを指名する形で決勝ラウンドでの組むアライアンスを決定します。

③決勝ラウンド(Championship Round):セレクションタイムで決まったアライアンスチームを固定して3シングルマッチを行い、3つのシングルマッチのうち、最も高いスコアをそのアライアンスチームの決勝ラウンドスコアとしてランク付けします。

■2つのステージ

競技エリアは、オートマティックステージ、 2370 mm * 1150 mm、マニュアルステージ、2370 mm * 1150 mm の2つに別れています。

1:オートマティックステージ(Automatic Stage)

オートマティックステージでは、予めプログラミングをしたロボットを指定された地点からスタートさせ、ミッションをクリアするステージです。予めプログラミングしている為、自動(Automatic)でロボットが動くのでオートマティックステージと呼びます。

オートマティックステージのミッションは、全部で9つ(M1~M9)で、各チームが単独で取り組むオートマティック個別ミッション(Automatic Independent Mission;AIM)と、2チームが共同で取り組むオートマティックアライアンスミッション(Automatic Alliance Mission;AAM)の2つのカテゴリーに分けられます。

オートマティックミッションエリア
1-1:オートマティック個別ミッション(Automatic Independent Mission)

M1~6は、オートマティックミッションで、赤チーム・青チームそれぞれが、それぞれのエリアで同じミッションに単独で取り組みます。大会当日は、M1~6のうち、事前(大会約10日前)に発表された3つのミッションに取り組みます。例えば、4月に開催されたレバノン大会では、「M1・M3・M6」が指定されました。

※オートマティックミッションエリアの画像を見ると、赤チームのエリア・青チームのエリアにそれぞれ別のミッションの障害物などが置かれて表示されていますが、実際の競技では、赤チームのエリア・青チームのエリアに左右対称に同じミッションが配置されます。例えば、レバノン大会を例に取ると、赤チーム・青チームがそれぞれのエリアに設置されたM1・M3・ M6を同時に取り組むようなります。


各ミッションの内容については、以下のリンクをご参照下さい。
M1:省エネスイッチ 
M2:充電ステーション
M3:老朽化した発電所
M4:煙突の解体
M5:道路検査
M6:障害物除去

1-2:オートマティックアライアンスミッション(Automatic Alliance Mission)

M7~M9は、オートマティックアライアンスミッションで、赤チーム・青チームが、協力して取り組みます。大会当日は、M7~9のうち、事前(大会約10日前)に発表された2つのミッションに取り組みます。例えば、4月に開催されたレバノン大会では、「M7・M9」が指定されました。

各ミッションの内容については、以下をご参照下さい。
M7:廃棄物の分別
M8:森林の植樹
M9:シティーパーティー

2:マニュアルステージ(Manual Stage)

マニュアルミッションエリアでは、 Bluetoothコントローラーでロボットを操作することにより、ミッションを完了します。マニュアルステージのミッションはM10の一つだけです。

マニュアルミッションエリア
2-1:マニュアルアライアンスミッション(Manual Alliance Mission)

MAMは、2チームが共同で取り組むアライアンスミッションです。

各ミッションの内容については、以下をご参照下さい。
M10:ごみのリサイクル

■競技時間

1回のシングルマッチの競技時間は、合計で4分です。

■競技で利用するロボットのスペック

    • ロボットは1チーム1台まで使用可(検査後の代用ロボットの使用禁止)
    • 最大化したときのロボットサイズは、28cm*28cm*30cmまで
    • 競技中のロボットの最大重量2kg未満
    • メインボードは、Makeblock社製のmCoreのみ、最大1つまで使用可
    • センサーは、Makeblock社製の電子センサーのみ使用可、数の制限なし
    • モーターは、Makeblock社製の130DCギアモーター6V/312RPMもしくは6V/200RPMのみ、最大2つまで使用可
    • サーボは、Makeblock社製の9gマイクロサーボ)のみ、最大1つまで使用可
    • ワイヤレスコントローラーは、Makeblock社製のBluetoothコントローラとmBot Bluetoothモジュールのみ、最大各1つまで使用可
    • シャーシ(車体)は、Makeblock社製のmBotのみ、最大1つまで使用可
    • バッテリーは、3.75mBotバッテリーのみ、最大1つまで使用可(AAバッテリーホルダーの6Vパワーコネクターの使用は禁止)
    • ※MakeX用の参加キット・アドオンパックに付属しているMakeX2019専用バッテリーを使用してください。通常WEB等で販売されているMakeblock社のmBot用リチウムポリマーバッテリーを使用することはできないためご注意ください。

  • 3Dプリンタで自作した部品は、装飾もしくは車体のバランスを保つためのつり合い重りという目的でのみ使用可
  • その他ロボットの部品は、Makeblock社製のもののみ使用可(今大会用のベーシックキット必要)
  • カウンタウェイト(釣り合いおもり)は、電子部品でないものであれば、購入したものもしくは自作したものを使用可。但し、磁性を持ったものなどで、その他の電子センサーやメインボードへ影響を与えるようなものは使用禁止。
※ロボット検査についての詳細は、こちらをご確認ください。

■MakeX2019スターター「City Guardian」ルールガイドブック

MakeX2019東京大会の競技ルールは、MakeX Robotics Competition Committeeが発行するTechnicalGuideV1.1に準拠します。ダウンロードは以下よりお願いします。

2019 MakeX City Guardian Technical Guide V1.1

■MakeX2019東京大会ルールの詳細

MakeX2019東京大会ルールの詳細につきましては、 説明会資料をご確認ください。
また東京大会ルール重要事項についても、ご確認ください。

■Q&A

説明会や電話・メールでお問い合わせ頂いた質問と回答をまとめておりますので、大会ご参加の方は是非Q&Aに目を通して頂きますようお願い致します。